☆読書感想 ゆがみを直す整体学
著 宮川眞人 整体師
2013
整体学が全ての医学に勝るような記述が多々見られるし、科学的見地からの意見が足りない部分が多かった。
体全体が連動したものだとして、例えば股関節の伸びが足りないと上体(細かい部分は忘れた)の体液の流れが滞ってアトピーが発生するとか、脳卒中や高血圧などをある部分の筋肉や骨の可動に問題があるためというのは、仮説を唱えるのは勝手だが、信用ならない部分もある。
結局は体全体を意識して体操を継続せよと言いたいらしい。
それはわかる。
しかし、現代人は体操の習慣がない。
ここに問題があるのだ。
体を気遣ったり、美を追求したりする方は、率先して体操しているだろう。
だが、自分含め、一般人はそこまで意識していない。
ではどう改善するのか?
答えは体操したいと思う環境作りだ。
大人であれば一人一部屋という状況にあると思う。(ない方は何とかしてスペースを見つける他ない)
体操は床に寝そべったり、座ったりするから、まず体を広げられらサイズのスペースが必要だ。
それには余分な物を排除し、ミニマリストになる必要がある。
そこは個人の考えによるので割愛する。
その後、床が畳でなければ、敷物をしなければならない。
そのままでは膝や踵が痛くなる。
これはヨガマットなどがあれば解決するはずだ。
つまり、常にマットを敷いておけば良い。
後は服装だ。
体を伸ばす際、通常の服装では伸びが足りず、体を曲げきれないことがある。
ここで活躍するのはご存知のジャージだろう。
あれほど動きやすいものはない。
冬であれば、スウェットなどもいいかもしれない。
頑張って環境を揃え、毎日マットが目に入るようにするのだ。
そうすれば、自然と体操が出来ているようになるだろう。
最近よく本を読むようになったが、やはり毎日本棚が目に入るのが大きいと感じる。
人は視覚から興味、好奇心を掻き立てられるのだ。