☆読書感想 7つの習慣

著  スティーブン R コヴィー  米生涯アドバイザー

2016(加筆修正版)

 

この図書は1989年に完成したもので、若干の加筆はされているが、根本は変わっていない。

 

著者の経験から、私的成功と公的成功を念頭に置き、これを磨くことによる人生のあり方について説かれている。

 

その習慣とは

 

第1の習慣  主体的である

刺激と行動の間には選択の自由がある。反応的でなく、主体的であれ。

また、行動とは自分の選択であるのに、「○○をしなければならない」はおかしく、「○○する」と言うべきだ。

 

 

第二の習慣  終わりを思い描くことから始める

成功に必要であるのはリーダーシップとマネジメントがあるが、重要なのは前者だ。行き先の異なる方向にどう上手く向かっても意味がない。

 

第3の習慣  最優先事項を優先する

重要であるが緊急でないことを如何に増やし、重要でないことを如何に減らすかが成功の鍵だ。そのために1週間単位でこのことを意識したスケジューリングをせよ。

 

第4の習慣  win-winを考える

 

第5の習慣  まず理解に徹し、そして理解される

転職においても、まず相手の会社の必要としているものを理解し、そして自分が必要としているものを理解されることが絶対だ。

 

第6の習慣  シナジーを創り出す

 

第7の習慣  刃を研ぐ

 

といった感じ。

 

大体このような本は説教くさく、胡散臭くなることが多い。

しかし、そのような感覚はほとんど生まれなかった。

しっかりと例となるエピソードを間間に挟んでいるからだ。

このおかげで言われたことが反芻でき、納得感が残る。

 

文庫本サイズで600ページ超えの読み応えあるいい作品だった。