☆読書感想 ローソンの告白
著 財部誠一 経済ジャーナリスト
2013
2002年からのローソンの成長のきっかけを紐解く作品。
新浪剛史という人間の素晴らしさがはっきり見て取れる。
だいぶ前だが、この本を読む前にセブンイレブンの鈴木敏文会長の本を読んでいる。
セブンはこの男が一から作り上げた会社だが、ローソンはダイエーという会社(中内功という男)と新浪剛史というカリスマが作り上げた企業だろう。
ローソンというと個人的にはローソンストア100を思い出す。
以前家の近くに、このコンビニが出来て中身を見たときにこれはコンビニか?と疑問を感じたのだ。
食料品(特に野菜)が大量にあって、通常の惣菜やお菓子、生活用品などの既製品を置く店とは明らかに違った。
突然そのような店が出来てびっくりしたのだが、shop99というコンビニとスーパーの中間を狙った店とのやりとりから出来ていたとは知らなかった。
残念ながらそのローソンストアはすでになく、代わりにセブンが近くにできたが、当時は変わったコンビニだと思って意識していた。
やはり、イノベーションというのは新しい発想をなんの躊躇もなくやり遂げるから実現するのであって、少しでも躊躇したらそこで終わりだ。
そういう意味で永遠の2番手とも取られるローソンが、今後も良さを発揮して、新しい体験を生み出して欲しい。