☆読書感想 たった1日で声まで良くなる話し方の教科書
著 魚住りえ アナウンサー
2015
少し前に買っておいて読んでいなかった積み本を崩したので、感想を述べる。
この本では、声による表現で聞き手の感じ方が変わると述べている。
それは4つの領域にわかれていて、声の高低と遅速によって分類される。
高くて早ければ、活発的
低くて早ければ、賢そう
高くて遅ければ、母性的
低くて遅ければ、父性的
といった感じだ。
私の今の話し方は父性的に捉えられるものだが、できれば、賢そうに感じられたい。
また、電話口では聞き取られやすくするため、普段より高く話したほうがいいとか。
それに、より聞き上手になるために人が話したことをそのまま繰り返す話法がいいと書いてあった。
例えば、映画が楽しかったなら、そうなんだではなく、楽しかったんですねと答えると相手は、不満を感じにくい。
口の開け方や舌を動かすトレーニングも載っていたので、滑舌が悪い私は、うまく取り入れるぜよ。
私には人嫌いな一面がある。
どうも相手と深くまでコミュニケーションを取るのが苦手だ。
これは昔、自分を出してはいけないという体験があったからだろう。
自分ではそれほど強い感情として残っているわけではないのだが。
それは多分、転校と部活だろう。
前者は小学校のとき、もともと引っ込み思案な性格だった自分が、大きな環境変化を受けたため、自分を殺すことで、自分を残そうとしたのだ。
後者は練習ヘラヘラしていたために先輩から喝を入れられたのだが、自分はそんな気でいなかったため、すごくショックを受けた。
そこで、さらに自分を殺して、冷酷になったのだ。
でもそれはそのとき必要だったもので、これからは変わっていかねばなるまい。
どうにも、息苦しさを感じるのだ。
その第一歩が話し方の変革だろう。
この本を先生として頑張るぞい。